自己主張が強い相手に苦められていませんか?あべりょうさんの歌で考えさせられた事とは?


否定しかしない上司…

何でも批判してくる同僚…

徒党を組んで集団で攻撃してくる人達…

そんな自己主張の強い相手に、

自分の意見を、否定されたり、批判されたり、叩かれたりして、

眠れないほど悔しくて苦しい思いをしていませんか?

そんな時に聴いて欲しいのが、

あべりょうさんの「自己顕示欲が止まらない」

という歌です。

「自己顕示欲が止まらない」とは?

「自己顕示欲が止まらない」とは、『あべりょう』さんが歌う曲の題名です。


※↑ タップ(クリック)すると再生します。

あべりょうさんは、本名非公開で正体不明のアーティストとして活動されているシンガーソングライターです。

『核攻撃サバイバー』という曲が、YouTubeで2000万回以上再生されるという大ヒットで注目され、

その後も、数々の社会問題を主題にした曲を配信されています。

あべりょうさんの曲は社会風刺の色合いが強く、中には批判が殺到した過激な曲もありますが、

詩の内容として、社会問題の核心をついていて、自己啓発の参考になる曲がたくさんあります。

「自己顕示欲が止まらない」を聴いて考えさせられた事とは?

「自己顕示欲が止まらない」を聴いて、

この曲の歌詞を、自分の周りの事に当てはめて考えてみると、

強い自己主張で、否定・批判して攻撃してくる人も、

自分の意見を否定され批判されて、悔しかったり苦しかったりする事も、

『自己顕示欲』『承認欲求』というものが原因である事が理解できました。

自己顕示欲

自分の存在を積極的にアピールしたい欲求。
会社で自分の能力や正当性を強く主張したり、SNSでリア充をアピールするような行為に表れる。 

承認欲求

他人から認められたいという欲求。
「スゴイ人だと思われたい」「カッコイイと思われたい」
というような感情。

自己顕示欲と承認欲求の関係

他人から認められたいという『承認欲求』を、積極的な行動でアピールしようとするのが『自己顕示欲』。 

まず、1番の歌詞の中で、

誰かの自己顕示欲叩き、
自分の自己顕示欲満たす。

ボクを叩くふりしてアナタも、
自己顕示欲みたすレッテル貼り屋さん?

行き過ぎた批判は、
「もっと自分を見てほしい」って合図。
隠しきれない承認欲求の合図。

引用:あべりょう「自己顕示欲が止まらない」

というフレーズがあります。

何を言っても否定しかしない上司、

誰かれかまわず他人の意見や主張を批判して叩く同僚、

徒党を組んで集団で攻撃してくる人達がいますが、

それは、自己顕示欲として、

「自分はお前たちとは違ってスゴイんだぞ!」

と、アピールをしているのです。

今まで、自己主張の強い人は自分自身に『自信がある』からこそ、強く主張しているのだろう…と思っていましたが、

自分自身でも気付いていない部分に、誰にも認めてもらえない『自信の無さ』がある事で承認欲求が強くなり、

それが自己顕示欲として表れているのです。

今まで、自己主張の強い人の圧力のある意見に押されて、自分の意見を曲げていた事が多かったのですが、

自己顕示欲と承認欲求の事を考えながら、強く自己主張している人の意見を聴いていると、

「ちゃんとボクの主張を聞いてよ!」

「ボクはこんなにスゴイのに、なぜみんな認めてくれないの?」

と、聞こえるようになり、

「そんなに自分に自信が無いの?かわいそうに…」

と思えるようになりました。

もちろん、自分にも承認欲求があり、自己顕示欲が強くなる時があります。

私自身も、自己顕示欲を発揮する時は、

「自分の意見が絶対に正しい!!」

と自信を持って主張していましたが、

他人の自己顕示欲や承認欲求の事を客観的にみて、自分の自己顕示欲に置き換えて考えると、

冷静に自分の言動を客観視できるようになりました。

確かに、『誰もが認める正しい意見』なら、わざわざ自己主張しなくても皆が認めてくれるでしょうから、

自己顕示欲を発揮して強く主張しなくても、承認欲求は満たされるはずです。

自分では、絶対に間違っていない自信のある意見だと思っていても、

誰も認めてくれないからこそ、みんなに認めて欲しくて一生懸命自己主張をしている事に気付きました。

自己顕示欲や承認欲求を解決する方法は?

この「自己顕示欲が止まらない」という曲の中では、自己顕示欲や承認欲求を解決する方法も歌われています。

曲の後半で、

認められたければ、相手を先に認めれば情けは人のためならず。

あわせ鏡で誰を叩くの?
映るのはいつもボクらの欲。

奪うことも得ることもできない、
ボクとアナタが譲り合うしかない世界。

引用:あべりょう「自己顕示欲が止まらない」

と、いう歌詞があります。

結局、自分が否定・批判されても、相手を否定・批判しても、それはお互いの承認欲求の戦いで、

あわせ鏡のように、自分が自己顕示欲を発揮するから、相手も自己顕示欲を発揮するだけです。

『情けはひとの為ならず』

として、自分を認めてほしければ、まずは相手を認めてあげて、

お互いの意見を譲り合えば、解決できる問題である事が理解できました。

まとめ

今でも、自分の主張を否定・批判されれば腹が立ちますし、

その相手が上司や先輩など、逆らえない相手なら譲り合いもできず、

いくら悔しくても、飲み込むしかありません。

しかし、「自己顕示欲が止まらない」という曲を聴いて、自己顕示欲と承認欲求を理解してからは、否定や批判をしてくる相手の意見も認めて、

自分の心の中だけでも譲り合う事ができるようになって、悔しさや苦しみも軽くできるようになりました。

自己主張の強い相手に否定・批判され叩かれて苦しんでいるあなたも、

この曲を聴いて、自己顕示欲と承認欲求を理解する事で、少しは悔しさや苦しみが軽くなるかもしれません。

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