いつも他人からの評価や悪口を気にしていませんか?
何気ない他人からの言葉や理不尽な出来事で、眠れないほど苦しむ事はありませんか?
その解決のヒントとなるのが、鴨頭嘉人さんの
「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」
というYouTube動画です。
この「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」が、本当に効果があるのかどうかを確かめるため実行してみました。
YouTube動画「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」
「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」というこの動画は、鴨頭嘉人さんの講演動画です。
↑ クリック(タップ)で再生します。
鴨頭嘉人(かもがしらよしひと)さんは、元日本マクドナルドの社員で、
マクドナルド3300店舗中、 お客様満足度日本一、従業員満足度日本一、 セールス伸び率日本一を獲得し最優秀店長で表彰され、
その他、米国のマクドナルド本社でも、最優秀コンサルタント、米国プレジデントアワード、米国サークルオブエクセレンスの表彰も 受賞するという立派な功績を残している方です。
マクドナルドで、アルバイトを経て正社員となり、いち社員から本社の人事部トップにまで昇りつめた後、
コンビニや飲食店などを利用した時に、素敵なサービスやちょっとした親切、元気な挨拶などに対して、その場で感謝の気持ちや感動を伝える
「ハッピーマイレージ」
という社会貢献活動を広めたいとマクドナルドを退社し、講演家になられた方です。
鴨頭嘉人さんの講演は、コミュニケーションやビジネスに関するものが多く、講演の参加者も経営者や管理職の方々・講演家を目指している方などが中心のようですが、
その中で、ポジティブに生きる方法や考え方も語っていらっしゃるので、そこだけをピックアップして参考にしています。
「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」とは?
私が、この動画の中で注目したのは0分30秒頃から語られる、様々な出来事と自分の心の結びつきの順番の話です。
物事には、
・見える世界(出来事や他人からの評価)
・見えない世界(自分の心)
の2つがあって、
この2つは完璧に結びついていてバラバラにはできません。
普通は、
良い出来事 → 喜び
悪い出来事 → 苦しみ
という順番が常識ですが、
この順番を、
喜び → 良い出来事
と、出来事と心の順番を逆に変える事で、
『生きやすい生き方を作ろう』
という考え方をYouTube動画の中で教えて下さっています。
例えば…
他人から悪口を言われたら、嫌な気持ちになって落ち込んだり相手を責めたりしますよね?
それは、悪口を言われたという出来事(見える世界)に、心(見えない世界)が『反応』していて、
この出来事に反応している状態は、
『他人に支配されている』
状態で、
『自分の心が他人に支配されている』
という事になります。
そこで、心を晴れやかに保つ事で、他人の言葉という出来事を
『自分が支配』
して、他人の言葉を良い意味に捉えるようにできれば、
『どんな事でも良い事だと捉えられる』
という事です。
他人や出来事は自由にコントロールする事ができませんが、
自分の心は頑張ればコントロールできますので、自分の心をコントロールする事で
『自分で自分を支配』
して、
『他人に支配させない』
という考え方を教えて下さっています。
自分の心をポジティブにコントロールする事で、ポジティブな出来事を引き寄せようという考え方は、
「引き寄せの法則」や「天国言葉」としてのポジティブシンキングとも関連する考え方です。
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「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」を実行してみた結果は?
ある日、理不尽な理由で上司から強く注意を受けました。
その上司は、気に入らない人間には裏から手を回し圧力をかけてくる人で、この取締役に目を付けられ、退職に追い込まれた人間が何人も居ますので、
反論するどころかイエスマンを通すしかありません。
注意された内容は、
新しいプロジェクトを動かすために私が選別したスタッフが、能力や適性ではなく、私の個人的な好みの女性を集めたという、
本当に下劣で、完全に誤解された理不尽な注意でした。
私はそんな下劣な誤解に猛烈な怒りがこみ上げました。
更に、今まで家庭やプライベートも犠牲にして、会社のために頑張ってきたのに、そんな下劣な事をする人間だという評価しかされていない事に絶望しました。
「お前は下劣な人間だから、立場を利用して好みの女性を集めるような事を考えるのだろうけど、お前と私を一緒にするな!!!」
「私はお前のような下らない下劣な人間ではない!!!」
と、上司を怒鳴りつけて会社を辞めてしまおうか…と考えましたが、会社を辞めて転職がスムーズにできる年齢でもなく、
生活の事を考えると会社を辞める事もできず、悶々として夜も眠れませんでした。
そんな時、このYouTube動画を見つけ、出来事に左右されず、心をコントロールしようと考えました。
まさに今の状況こそ、
『見える世界の出来事』(他人からの評価)に、
『見えない世界』(怒りや絶望の心)が
支配されている状態です。
そこで、『アンガーマネジメント』も使い、心をコントロールする努力をしました。
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相手である上司に意見する勇気はありませんので、これは変えられない出来事と捉えて、
「下劣な誤解をされた」
という出来事をポジティブに変換する努力をしました。
『プロジェクトが進んで取り返しが付かなくなる前に、チームを組み直せて良かった!』
『チーム内でスタッフの不満が出ていて、上司が悪者になって伝えてくれたのかもしれない!』
『私自身が無意識に下劣な人間だと思われるような事をしているのかもしれない…今のうちに修正できて良かった!』
と、考えてみました。
そして、次に天国言葉で
『取返しが付かなくなる前に対処できて良かった…ツイてる!』
『悪者になってまでチームの問題を解決してくれた上司に感謝します!』
『自分の欠点を修正できて良かった…ありがとう!』
と、感謝の気持ちに変える努力をしました。
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これを続けているうちに、なんとか仕事中の冷静さを取り戻せ、心の中が怒り・憎悪・絶望でいっぱいになる事は無くなりました。
もちろん、完全に落ち着いたわけではなく、心を変える努力をしているだけなので、上司の姿を見ると、怒りと憎悪と絶望が沸々と頭の中に沸いてきます。
そんな時は、心の中で感謝の気持ちを唱える事で、暗い心を表面に出さずに済みました。
今でも上司の態度は変わりませんし、和解したわけでもありません。
しかし、感謝の気持ちを持つ努力を続けた事で、少しずつ心が落ち着き、
「あの時、怒りに任せてバカな事をしなくて良かった…」
と、思えるようになりましたし、
権力に怯えて表面上では慕っている振りを皆からされているだけで、陰では皆から嫌われ陰口をたたかれている上司を
「役割とはいえ辛いだろうな…かわいそうに…」
とさえ思えるようになりました。
何より、上司の下劣な誤解をスタッフみんなが理解してくれ、
理不尽な命令に文句も言わず必死で立て直した私の努力をスタッフが高く評価してくれて、
とても雰囲気の良い新チームが出来上がった事が最大の収穫でした。
今でもその上司の事は大嫌いですが(笑)、スタッフとの関係も良く、とても充実した仕事ができています。
まとめ
「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」を実践した結果、理不尽な出来事という本来の問題を変える事はできませんでした。
しかし、見える世界の出来事と、見えない世界の心の順番を入れ替える努力をした事で、
心の中の、怒り・憎悪・絶望は薄くなりましたし、
この問題が起こったおかげで、スタッフとの人間関係を良くする事ができました。
理不尽な出来事や、他人からの評価・悪口に振り回され支配されている方は、
「つらいとき苦しいときにこそ大切な考え方」
を試してみると良いと思います。
もちろん、結果が出るまでに努力も時間も必要ですが、
見える世界の出来事に支配されない力が、僅かずつでも身に付きます。
私も、まだまだ身に付いてはいませんが、何となくコツをつかめたような気がしています。